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『新学期』のイラスト一覧

  • それでも太陽は赤く染まる!第10回「癒しの空間!」
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。版画を用いています。
    第10回
    部屋に入るとひとしはすぐに朝から引きっぱなしの自分の布団の中にもぐりこんだ。静かにふてくされるように布団から顔を出すと目前と後ろにある水槽のモーター音が部屋中に響き反射してひとしの耳にこだましている。水の中では紅白がらの尾の長いコメットたちがご飯を欲し気な顔でひとしのまわりにひれをひらひらさせながら集まってきた。それとも慰めてくれているのか・・・。
    その様子をうかがいながらひとしはまたため息を漏らすように、「今日はそろばんはいけないな」と、何となく会いにくくなってしまった今日のさやかの笑顔を思い出す。相手の男子生徒の屈託のない笑顔まで思い出すとますます憂鬱になりぼすっとまくらに顔を深くうずめる。それ以上考えないように・・・。何気にチラ見するように部屋のすみの時計の針に目をやると、すでに12時を回っているのがわかり、無意識にひとしの腹時計がグウーッとなった。
    耳を澄ますと台所の方で昼ドラのBGMと硬いせんべいをイライラしたようにばりばりかじる音がが聞こえてきて、ひとしは「はあああ~~~っ。(-_-)」と今日一番のため息をひじ置きにしているまくらの上にもらした。
    04/19
  • それでも太陽は赤く染まる!第9回「堪忍袋の緒が切れる!」
    小説「それでも太陽は赤く染まる!」です。
    第9回
    担任の山岡に勉強の事で𠮟責をされ泣きべそ状態で、ひとしは学校からまっすぐ、すぐ隣にある市営の住宅に帰宅をすると台所では専業主婦の母、絹代(49)が昼ドラを観ながらソファーで腰かけてのんびりとのりせんべいをつまんでいた。
    (絹代、音もなく恨めしそうな視線で入ってきたひとしにきずいて・・・。)
    絹代
    「びっくりしたね~。おまえ遅かったじゃん、始業式終わったらすぐ帰ってくると思って買い物たのもうと思ってたのに。ほら、今から行ってきてよ。12時までのタイムサービス、500円以上で卵1パック98円でかえるから走っていかないとないかもしれないわよ。」
    (ひとし、空気を読まずに自分勝手にしゃべり続ける絹代に憤りを感じ、さらに恨めしい視線でにらみつける。)
    絹代
    「なんなのおまえ?中学は隣で恵まれてるんだからはやく帰ってきなさいよもう。どうせ友達いないんだから。付き合う相手もいないでしょ。友達オーラには恵まれていないんだし。」
    (さすがにその鈍感さにひとしの心に火がつくと・・・。)
    ひとし
    「頭脳や勉強やスポーツにも恵まれてないよ。母さんが僕がお腹にいる時、間食ばっかりして栄養なものなにも取らなかったから。(# ゚Д゚)」
    (絹代、ムッと負け時と言い返して)
    絹代
    「何言ってんの。たわけなのは、おまえが勉強しないからでしょ。母さんが何回がなっても。(# ゚Д゚)一日中部屋で魚ばかり眺めてて。魚が勉強教えてくれるのならまだしも。と、今はそれよりもはやく卵買って来いっていってんの。売り切れてたら承知しないよ。」
    (怒りながら目に涙を浮かべるひとし)
    ひとし
    「新任の山岡先生にまで目え付けられちゃったよ。この前、母さんが僕がテスト隠して叱られて家出したこと学校に電話なんかしてくれたおかげで、先生たちにも変なうわさが広まっちゃたんじゃんか。」
    絹代
    「やだあ~。お前の新しい担任、山岡先生なの~。\(◎o◎)/!お姉ちゃんの時からずっとおる先生やよ。おんなったらしで有名な・・・。よくもくびにもならずに、それとも学校側がもみ消したのかしら・・・。」
    ひとし
    「知らないよそんな事。(# ゚Д゚)さっき勉強の事でねちねち言われたよ。お母さんたちに心配かけるなとか・・・。」

    下記のコメント欄に続きます。下から読みにくくてすみません。(-_-)
    04/19
  • それでも太陽は赤く染まる!第7回「新入生たち!」
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵ように描いたものです。版画を用いています。
    すみません、前回のイラストの前にこのイラストがありました。どうりで文章が多いはずでした。大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。こちらもよろしくお願いいたします。(-_-)
    第7回
    体育館での朝礼は新入生や在校生代表による歓迎の言葉や決意文など去年ひとしたちがしてきたこととあまり変わらなかった。76名の新入生たちと校長先生が紹介しているなか、ひとしは無意識にさやかがどこにいるか目で追ったり先生に見つからないように腰をかがめてみたりしてみたが、沢山の制服姿にまぎれて結局どこにいるか見つけられなかった。前の方で少し落ち着きのない男の子がきょろきょろと周りを興味深げに見回している様子が見えたが、まだ小学生離れしていない子供なんだなと1人無表情で納得するひとし。やりきれなく再びため息をもらすが、同時にみんなの歓迎の拍手の音にまぎれてそのため息はむなしくかき消されてしまう。ひとしはなんだか自分の存在もかき消されてしまったような気分になっていた。
    04/19
  • それでも太陽は赤く染まる!第8回「恥さらしの人生!」
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。版画を用いています。
    第8回
    そんなこんなで最後に始業式定番の校歌を合唱すると式はあっけなく終わった。そして帰りにひとり土間の所でひとしが虚ろな目でくつを履き替えているとふいに担任の山岡先生に「服部~。」と肩を後ろからぽんとたたかれ呼び止められた。急な声かけに何を返していいのか分からないひとしはただあわてて目を白黒させるだけだ。
    山岡
    「今年はどべにならずにちゃんと勉強しろよ。お母さんに心配かけるな!」
    どべとは成績学年順位で一番最後と言うこと。僕が勉強できなくて頭悪いこと全部知っていたんだ。
    ひとしはかあ~っと顔が熱くなる。それに気にせず山岡は冷静に続ける。
    山岡
    「テストは隠さずお母さんたちにちゃんと見せなさい。結局見つかって最後に恥をかくのはおまえなんだから。」
    ひとし
    「は・・はい!」
    強い口調の説教じみた言い方にただ返事をすることしかひとしは言葉が見つからなかった。
    山岡
    「勉強が分からなかったら分かるまで聞け。親しいやつの1人や2人くらいいるだろ。小学校から一緒のやつがたくさんいるんだから。おまえ転校生じゃないだろ。」
    ひとし
    「は・はい・・・。」
    少し涙目で返事のテンションがおちるひとし。それを見て山岡がひとしの背中をかるくぽんぽんたたくと急に笑顔になって・・・。
    山岡
    「もう2年生なんだから遊んでばかりいないでしっかりしなきゃだめだぞ~。わからない教科があったら私が沢山プリント作って渡してやるから・・・。後はお前がどうするかだ。頑張れ。」
    とどめを刺すような言葉で今年1年はお先が真っ暗であることを悟ったひとし。絶望的です。
    ひとし
    「はい・・・。ちゃんとします。」
    新学期だというのに、久しぶりの学校だってのに、いろいろな事がありすぎてひとしは頭の思考回路が機械音のように落ち着かない。
    そして山岡に言われっぱなしのまま他の校外でにぎやかな生徒たちの無邪気なはしゃぎ声のするなか唇を噛みしめひとり学校を後にした。
    04/19
  • それでも太陽は赤く染まる!第6回「思考停止。(-_-)!」
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。版画を用いています。
    第6回 「思考停止!(-_-)」
    新学期の校外で新入生のさやかとさやかとなれなれしく親しげな男子生徒に対するやきもちの一件、(僕)ひとしの頭と心の中は嫉妬に似た熱い太陽の炎で全焼してしまったらしく、思考回路が完全にショートして機能不全をおこしていた。
    まあそのおかげで2年A組の新しい教室でもほとんど緊張せずにあいさつをしてくれる同級生たちに自然と返すことができたのだけど。
    でも存在感が薄いせいか春休み前からインフルエンザをこじらせてずっと休みがちだった事を聞いてくる知人は誰もいなかった。小学校の頃からの幼なじみや一年の時に一緒だった子たちが何人かいたけど、とりわけ親しかったわけではない。

    ひとしがため息まじりで窓側のはしの席に座るとタイミングよく同時にチャイムがなった。

    新しい担任の先生は理科の山岡俊之と言う人で動物が大好きらしい。僕も魚が好きだからひょっとしたら話しがあうかもと思ったが一年の頃から先生の授業さえ赤点続きの成績だったからそれどころではないかもしれない・・・(;´д`)トホホ。一年の時の美術の節穴先生程じゃないけど怒らせたら何かと熱血感のある風格を感じるから、できればあまりかかわらないようにしたいな・・・。

    本当に久しぶりの学校で新学期という感覚があまりない中、ひとしは先生の話しも上の空(思考回路が停止しているからも含め)でずっと外を眺めていた。遠くに名古屋のテレビ塔が見える。

    ひとし
    「今日は金曜日か・・・。そろばんの帰りに自転車であそこまで散歩してみるかな・・・。」

    すっかり自分の世界に入ってしまっているひとしを置き去りにして、体育館で朝礼をするらしくみんなばたばたと一斉に立ちだす大きな音が・・・。
    瞬間、停止していたはずのひとしの思考も一斉に蘇った。

    ひとし
    「はあ~、やだなあ~。(-_-)」


    04/19
  • それでも太陽は赤く染まる!第5回「心の奥の熱と太陽!」
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。所々に版画を用いています。だいぶ遅れてしまいましたが久しぶりの投稿です。本年も皆さまよろしくお願いいたします。
    第5回
    新入生のさやかと会話に華が咲いていたひとし。そこへ話しを割るように遠くからお~いとさやかを呼ぶ男子生徒の声が・・・。
    降り向きざま声のする方へ嬉しそうにかけて行くさやか。その表情はかなり親しげな相手に対するような愛おしさと喜びの眼差しに満ちているようにひとしの目には映った。
    太陽の光りに反射されて相手の男子生徒の顔はあまりよく最初は見えなかったが、とても仲良さげに笑ったりふざけてこずきあったりしている二人を眺めているうちに、ひとしの胸に熱い太陽の熱の塊のようなものが走った。
    そして無意識に目を細めると桜の木の木漏れ日の微妙な光りのすきまからようやく二人の顔がはっきりとみえた。

    男子生徒はひとしが見覚えのある顔だった。
    04/19
  • 嵐の予感!
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の表紙絵ように描いたものです。版画を用いています。
    第4回
    今年後輩になる中1の西園寺さやかにばったり出会ったひとし。学校でほとんど友達がいなかったひとしにとってさやかは心のささえになってくれるかもと心に希望の桜の花びらを咲かせていた。
    (さやか、笑顔で真新しい制服をひとしにみせるように、胸についている派手で大きなリボンに両手をあてて・・・。)
    さやか「これ小学校の卒業式の時先生からもらったリボンなんだけどちょっと派手かな・・・。」
    ひとし「う~ん、似合うけどちょっと大きすぎて目立ち過ぎかな。ていうより制服につけてきたら先生に叱られるかも。取り上げられちゃうんじゃない・・・。」
    さやか「だいじょうぶだよここ市立だもん。私学みたいにがみがみ言わないでしょ。それに私かわいいから・・・。」
    ひとし「上手く先生から気に入られればいいけど、そ・そうゆう問題じゃないんじゃない、中学は教科ごとに先生も変わるし、良く思わない人もいるかも・・・。その花の髪飾りもちょっとなあ~。(ーー;)」
    こうゆうさやかの天然の所ひとしはすごく好きだと思った一緒にいて安心するオーラをさやかは持っているのだ。
    さやか「ひとしうるさい、誰かひとりでも気に入ってくれる先生がいればそのあとはなんとかなるでしょ。♡(*^_^*)」
    ひとしの頭を軽くこずきながらさやかはさわやかな笑顔をふりまく。
    その時さやかは他にも誰か見つけたように大きく手をふった。
    誰だろうとひとしもつられて振り返ると向こうの方で手を振り返している生徒が・・・。どうやら男子生徒のようだ。ひとしの心に何かしらの緊張が走った・・・。
    02/23
  • 春のぬくもり!
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。
    第3回
    新学期のクラス表をみて一安心した等。そのとき背後に優しい香水のような香りの気配がして振り向きざま肩にぽんと手を置かれた。
    それはなじみのある顔、同じそろばんや習字教室でいっしょになる西園寺(さいおんじ)さやかだった。今年中学1年になりひとしと同じ中学なのだ。おしゃれ好きのさやかは明るくて人見知りのない性格のせいか気軽に声をかけてくるひとしにとっては自然体で話すことのできる、安心できる存在だ。ちょっと謎のところがあるしぐさを感じさせる彼女をひとしはとっても気に入っている。
    ひとし「わっ!びっくりした。\(◎o◎)/!」
    ひとしがわざとっぽく驚いてみる。
    さやか「ハハハッ、今年から学校一緒だね。」
    (さやか)さらさらな茶色い長の髪を風になびかせながら。
    さやか「めっちゃ久しぶりじゃん。ひとし、あたしが入学式の日いなかったでしょ。探したんだよいっぱい。」
    ひとし「ごめんインフルエンザでずっとうちで寝てた。」
    さやか「そろばんにもぜんぜん来てなかったから、すっごい退屈だったんだよあたし。」
    その言葉で心がポッとあたたかくなるひとし。自分を気にかけてくれる、必要だと言ってくれる人がいるという事は嬉しいものだ。そうして、ひとしは思わず照れ隠しの今日初めての笑顔をみせるのだ。
    02/23
  • 春風!
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の表紙絵ように描いたものです。
    第2回
    いろんな訳ありで長いインフルエンザをこじらせて新学期に久しぶりに学校に登校してきた等(ひとし)。中2になる等がクラス替え表を眺めて1年の時のクラスより比較的穏やかなクラスメイト達が集まるクラスになれたなと一安心の様子です。クラスは2A。
    ひとし「2年A組か、今年はゆっくり過ごせそうだな。」 1年の時のクラスは居心地が悪かった。スポーツも勉強もそこそこ出来る子が多くて、いつも人付き合いが苦手で肩身の狭い思いをしていた僕になにかと意地悪をするやつらがいた。
    僕もいつのまにかそれが当たり前のように慣れては行ったがやっぱり内心嫌だった。
    女の子達はわりとみんな上手くやっていた様子で誰かが仲間はずれにされたりといった感じは見られなくてお昼のランチの時はみんな必ず机をくっつけて一緒に食べている様子だった。

    男子はいくつかのグループに分かれていて、僕はどのグループにも上手く溶け込む事が出来ないでいた。担任の男の先生は美術の科目であまり頼りない感じがして、それでも不思議とクラスのみんなと溶け込んでいた。裏でどんな陰険ないじめがあった事も知らないで。
    先生にとっては良いクラスの生徒にめぐり会えたと喜んでいたみたいだけど僕にはそんな先生の笑顔が腹立たしかったし常に素直にポーカーフェイスで笑えなかった自分がいた。1年の頃のいろんな出来事を思い出していたひとしはふと安堵の笑みを浮かべる。憂鬱感がゆっくりとうすれて行った。
    02/23
  • 新学期!
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の表紙絵ように描いたものです。版画を用いています。
    これは物語が始まるいちばん最初に描いた作品です。
    第1回
    人付き合いが苦手な等(ひとし)は仲の良い友人もおらず勉強もスポーツも興味がなくテストはいつも学年最下位。
    金魚等のえら呼吸する生き物を飼うぐらいの趣味しかなく、1年三学期の期末試験も最悪で、ヒステリックな母親にポストの底に隠していた成績順位が書かれたプリントが見つかり、大喧嘩になって、その日はまる1日、屋上で家出するように身体をまるめるように震え泣いて新学期までインフルエンザの風邪をひくことに・・・。ヒステリックだけど家事はめんどくさがりの専業主婦の母親、出しゃばりでおせっかいな理容師(床屋)の父親、皮肉だけど弟想いな所がある、持病のてんかん発作持ちの姉、個性的な家族の中で育った内気な少年等は今年中学2年生です。イラストは新学期久しぶりに学校に向かう憂鬱気分気味の等(ひとし)です。クラス替えやいろんな不安を抱えながら歩く等に対して咲き誇る桜の花びらはのどかです。
    02/23
  • 生命!
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。
    日直当番の等(ひとし) が学校の技術室で飼われているエンゼルフィッシュの卵の孵化した瞬間を眺めている所です。版画を用いています。
    2016/09/21
  • 技術室の住人!
    オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。物語が新学期から進んで中2の等が日直当番で技術室の授業で部屋のかぎを開けたところ。目の前で入学してからずっと技術室で飼われていたエンゼルフィッシュがいつのまにか産んでいた卵が孵化をして稚魚がかえる瞬間を目撃します。 所々に版画を使用させていただいています。
    2016/09/17

みんなのコメント

  • 中の人ネタ絵
    • ありがとうございます!リトルミィに「ちっちぇな」って言ったら噛まれそう…w
      18:07
  • 長州小力
    • キキさん、コメントありがとうございます!そういってもらえると嬉しいですね(^ー^* )♪
      14:55
  • サビ序盤
    • 祝!閲覧数400人突破しました!!
      8:17
  • 2番サビ序盤
    • 祝!早くも閲覧数200人突破しました。
      7:20

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