ワタリドリ
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2016/10/25
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前回のホラーの「消えない視線!」に続き、また新たに1人の不良少年、隆弘(高2、17才)の内面心理を描きました。
アルコールや薬、心が病むと同時に朦朧と頭や目がまわるなか、彼の背中に彫られた龍のいれずみ(タトゥー)がやり場のない怒りのかみなりや荒波をうならせていかって叫んでいる場面です。
絵が汚くてごめんなさい。
隆弘「あ~暗い暗い、世界が激しく回る。俺の汚れた魂といっしょに押し寄せるどぶのような荒波よ、この身も心も身体もまとめて全部くれてやるぜ・・・。」2016/10/13 -
オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!」の表紙絵ように描いたものです。
朝からはしゃぎすぎたピクニック。
気づけばいつのまにか日が沈んでいるけど自然に囲まれて、ふたりは気分上昇。初めて新鮮な森林の空気に触れたソアラは喜びを隠せない様子です。直樹も初めて友達になったソアラと心が通いあったみたいで自転車をおしながら、お互い記念写真のようにこちらに向って手をふっています。
まるで紅葉の葉っぱたちが二人を優しい響きの風に当たりながら包んでくれているようです。
一体どんな楽しいことがあったのか、それはソアラと直樹の二人だけの秘密ですね・・・。
直樹「楽しかったねソアラ、また一緒に来ようね。」
ソアラ「なあ~~~!」(気分上昇です)2016/10/10 -
オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!」の表紙絵ように描いたものです。
コアラのお父さんと白い犬のお母さんの間に生まれたソアラ。
離婚した父の職場の研究室から不登校の息子の直樹へプレゼントとして送られてきた、珍獣ソアラくん。
新しい家族としてソアラが家に来てから表情がだいぶ明るくなった直樹くん(中2)。秋晴れのピクニック日和で自転車で坂道下り発進。紅葉狩りへレッツゴーです。♡(*^_^*)
直樹「おお~、早い早い。風が気持ちいだろー、ソアラ~~~。」
ソアラ「なあ~~~。」(はしゃいでます。)2016/10/09 -
オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!?」の表紙絵ように描いたものです。
ソアラがステッキで帽子をたたくとポンと背景が帽子柄の星空に・・・。
ハロウィンも終わり千秋楽で三段カボチャ。
ソアラの頭に現れた振り子のお花が左右に揺れてお花のおめめの三つめのかぼちゃの出来上がりです。♡(*^_^*)2016/10/08
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オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!?」の表紙絵ように描いたものです。
ひと足早いハロウィーンです。
かぼちゃの中にはお菓子がいっぱい詰まっています!
ソアラ「なあ~~~!」(喜びの雄叫びです。)2016/10/07 -
オリジナル小説「太陽と宇宙の瞳!」の扉絵用に描いたものです。クレヨンを用いています。
小学5年生のマサルは、内気でちょっと影のある男の子。5歳の夏に高熱を出してしまい、幸い頭や身体に重度な障害が残るような事はさけられましたと当時の医者から言われたようですが、それでも左側の顔に顔面マヒに似た、ほおが少しひきつったような後遺症が今のマサルの姿と現状を色濃く物語っています・・・。2016/10/06 -
オリジナル小説「少年の嵐!」の扉絵用に描いたものです。
信男の心に嵐のような台風の風が吹き荒れています。10月の風は少しひんやりとした感じで、心の古傷などに敏感に染み込ませるように伝わってきます。
人一倍デリケートな心を持つ信男に対してはすでに枯れ葉の舞うような11月なみの風が吹いています。意識がもうろうとしている寸前で今にも倒れそう。
風邪ひくなよ・・・。
信男「はあ~。この激しい風といっしょに僕の意識もどこか遠くへと飛んで行けたらいいのに・・・。」2016/10/03 -
オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の表紙絵ように描いたものです。版画を用いています。
第4回
今年後輩になる中1の西園寺さやかにばったり出会ったひとし。学校でほとんど友達がいなかったひとしにとってさやかは心のささえになってくれるかもと心に希望の桜の花びらを咲かせていた。
(さやか、笑顔で真新しい制服をひとしにみせるように、胸についている派手で大きなリボンに両手をあてて・・・。)
さやか「これ小学校の卒業式の時先生からもらったリボンなんだけどちょっと派手かな・・・。」
ひとし「う~ん、似合うけどちょっと大きすぎて目立ち過ぎかな。ていうより制服につけてきたら先生に叱られるかも。取り上げられちゃうんじゃない・・・。」
さやか「だいじょうぶだよここ市立だもん。私学みたいにがみがみ言わないでしょ。それに私かわいいから・・・。」
ひとし「上手く先生から気に入られればいいけど、そ・そうゆう問題じゃないんじゃない、中学は教科ごとに先生も変わるし、良く思わない人もいるかも・・・。その花の髪飾りもちょっとなあ~。(ーー;)」
こうゆうさやかの天然の所ひとしはすごく好きだと思った一緒にいて安心するオーラをさやかは持っているのだ。
さやか「ひとしうるさい、誰かひとりでも気に入ってくれる先生がいればそのあとはなんとかなるでしょ。♡(*^_^*)」
ひとしの頭を軽くこずきながらさやかはさわやかな笑顔をふりまく。
その時さやかは他にも誰か見つけたように大きく手をふった。
誰だろうとひとしもつられて振り返ると向こうの方で手を振り返している生徒が・・・。どうやら男子生徒のようだ。ひとしの心に何かしらの緊張が走った・・・。2016/09/25 -
オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。
第3回
新学期のクラス表をみて一安心した等。そのとき背後に優しい香水のような香りの気配がして振り向きざま肩にぽんと手を置かれた。
それはなじみのある顔、同じそろばんや習字教室でいっしょになる西園寺(さいおんじ)さやかだった。今年中学1年になりひとしと同じ中学なのだ。おしゃれ好きのさやかは明るくて人見知りのない性格のせいか気軽に声をかけてくるひとしにとっては自然体で話すことのできる、安心できる存在だ。ちょっと謎のところがあるしぐさを感じさせる彼女をひとしはとっても気に入っている。
ひとし「わっ!びっくりした。\(◎o◎)/!」
ひとしがわざとっぽく驚いてみる。
さやか「ハハハッ、今年から学校一緒だね。」
(さやか)さらさらな茶色い長の髪を風になびかせながら。
さやか「めっちゃ久しぶりじゃん。ひとし、あたしが入学式の日いなかったでしょ。探したんだよいっぱい。」
ひとし「ごめんインフルエンザでずっとうちで寝てた。」
さやか「そろばんにもぜんぜん来てなかったから、すっごい退屈だったんだよあたし。」
その言葉で心がポッとあたたかくなるひとし。自分を気にかけてくれる、必要だと言ってくれる人がいるという事は嬉しいものだ。そうして、ひとしは思わず照れ隠しの今日初めての笑顔をみせるのだ。2016/09/24
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オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の表紙絵ように描いたものです。
第2回
いろんな訳ありで長いインフルエンザをこじらせて新学期に久しぶりに学校に登校してきた等(ひとし)。中2になる等がクラス替え表を眺めて1年の時のクラスより比較的穏やかなクラスメイト達が集まるクラスになれたなと一安心の様子です。クラスは2A。
ひとし「2年A組か、今年はゆっくり過ごせそうだな。」 1年の時のクラスは居心地が悪かった。スポーツも勉強もそこそこ出来る子が多くて、いつも人付き合いが苦手で肩身の狭い思いをしていた僕になにかと意地悪をするやつらがいた。
僕もいつのまにかそれが当たり前のように慣れては行ったがやっぱり内心嫌だった。
女の子達はわりとみんな上手くやっていた様子で誰かが仲間はずれにされたりといった感じは見られなくてお昼のランチの時はみんな必ず机をくっつけて一緒に食べている様子だった。
男子はいくつかのグループに分かれていて、僕はどのグループにも上手く溶け込む事が出来ないでいた。担任の男の先生は美術の科目であまり頼りない感じがして、それでも不思議とクラスのみんなと溶け込んでいた。裏でどんな陰険ないじめがあった事も知らないで。
先生にとっては良いクラスの生徒にめぐり会えたと喜んでいたみたいだけど僕にはそんな先生の笑顔が腹立たしかったし常に素直にポーカーフェイスで笑えなかった自分がいた。1年の頃のいろんな出来事を思い出していたひとしはふと安堵の笑みを浮かべる。憂鬱感がゆっくりとうすれて行った。2016/09/23 -
オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の表紙絵ように描いたものです。版画を用いています。
これは物語が始まるいちばん最初に描いた作品です。
第1回
人付き合いが苦手な等(ひとし)は仲の良い友人もおらず勉強もスポーツも興味がなくテストはいつも学年最下位。
金魚等のえら呼吸する生き物を飼うぐらいの趣味しかなく、1年三学期の期末試験も最悪で、ヒステリックな母親にポストの底に隠していた成績順位が書かれたプリントが見つかり、大喧嘩になって、その日はまる1日、屋上で家出するように身体をまるめるように震え泣いて新学期までインフルエンザの風邪をひくことに・・・。ヒステリックだけど家事はめんどくさがりの専業主婦の母親、出しゃばりでおせっかいな理容師(床屋)の父親、皮肉だけど弟想いな所がある、持病のてんかん発作持ちの姉、個性的な家族の中で育った内気な少年等は今年中学2年生です。イラストは新学期久しぶりに学校に向かう憂鬱気分気味の等(ひとし)です。クラス替えやいろんな不安を抱えながら歩く等に対して咲き誇る桜の花びらはのどかです。2016/09/22 -
オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。
日直当番の等(ひとし) が学校の技術室で飼われているエンゼルフィッシュの卵の孵化した瞬間を眺めている所です。版画を用いています。2016/09/21 -
オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。物語が新学期から進んで中2の等が日直当番で技術室の授業で部屋のかぎを開けたところ。目の前で入学してからずっと技術室で飼われていたエンゼルフィッシュがいつのまにか産んでいた卵が孵化をして稚魚がかえる瞬間を目撃します。 所々に版画を使用させていただいています。2016/09/17
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オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!?」の表紙絵ように描いたものです。青空から降臨してきたのがソアラで、下にいる動物たちは塗り絵の本に描かれている子たちをお手本に描いてみました。2016/09/16
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前回9月11日に投稿した初のオリジナルホラー小説「消えない視線!」の後半です。絶えず両親や学校のクラスメイト達の視線で苦しんできた小学4年生の裕司くんに描いてもらった絵です。自分と好きな動物を一匹描いてくださいというテーマで彼はすごく個性的な作品を描いてくれました。背景の赤はすでに崩壊してしまった裕司くんの内面の怒りの炎のあらわれでしょうか。奇妙な目の沢山ある身体中から血を流した動物は裕司くんの周りにいる人達へのやりばのない恨みなのか・・・。ばんざいしている人形は彼自身の心をなくした魂のぬけがらの表現なのか・・・。青い顔した表情から、凄まじい心の発狂と怒りを感じさせてくれました。2016/09/15
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オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか?」の表紙絵ように描いたものです。
直樹「今日の空は雲ひとつなくて、僕の大好きな青色が怖いくらいに広がっている。透き通るようにすがすがしい心地良い風が、僕の心の中に飛び込んできてたまった疲れをいやしてくれる。何だろう。今日は不思議と新しい誰かとの出会いがあるような気がする。とっても良い事がありそうな・・・。夏には似合わない暖かな綿あめのような、あまい香りが僕の身体を優しく包みこんでくれた・・・。」2016/09/14 -
これからも、パスカルともどもよろしくお願いいたします。♡(*^_^*)
パスカルも暑いのに、毛皮だけど、こんなに元気で水槽に張り付いています。(笑)
パスカル「ああ~~~いい眺め。とっても涼しそうだにゃあ~~~。ついでにとっても美味ししょ~。♡」2016/09/13 -
オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!?」の表紙絵用に描いたものです。
直樹「今日はこどもの日、学校に行っていない僕に休日なんて関係ないかも知れないけど、誰も相手にしてくれる人がいないのはやっぱりさみしいな!お父さん仕事で生物学の研究で忙しいって言っていたけど、たまには会いに来てくれないかな~。」2016/09/13 -
オリジナル小説「少年の嵐」の表紙絵ように描いたものです。
信男「最初は福井に引っ越すと聞いていたのにまたお母さんの気まぐれで、「私はいますごく落ち込んで心まで凍りついてる感じが強いし、ダメ押しに冷え性だから日本海に面している福井は合わない気がするからできれば太平洋側がいい。太平洋の言葉の響きって不思議と心を温めてくれる感じがするし元気がもらえる気になるの。」まあ、確かに日本海側よりあたたかい感じはするかなって妙に納得してしまった僕だけど、結局は心の持ち方かな。それで、行先は愛知の知多方面になったんだけど、電車から降りた時はもう夜のせいか異常にコオモリが多くて・・・。まるで不思議な世界に迷い込んだ感じだった。」2016/09/12
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オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!?」の表紙に使っていたものです。不登校、中学2年(14才)の直樹少年のこころもようです。
直樹「外はとってもよく晴れているけど、やっぱり自分の部屋は落ち着くなあ~~。」2016/09/12 -
夏という事で初挑戦でホラーなテーマにしてみました。
心理的ホラーがメインで精神が少し過剰な子供たちの内面を探ってみました。彼らの目にうつる世界は十人十色で独特な世界観であふれているようです。
画像は厳格な両親と絶えず学校での先生やクラスメイト達の冷ややかな視線で苦しんでいる小学4年生の男の子(裕司くん)の内面の心理です。ノイローゼーで目が血走っています。(苦手な人には、すみません。)
ある日彼にテーマを決めて紙と鉛筆で人と好きな動物の絵を描いてもらうと・・・。とても不思議で独特な絵が出来上がりました。次回(後半)で投稿したいと思います。2016/09/11 -
パスカル「ああ~~ん。桜餅っておいしいにゃあ~~~。♡」
オリジナル小説「レッサーパンダパスカルくん」の第2話めの扉絵に描いたものです。レッサーパンダのお父さんとアライグマのお母さんから生まれた、オレンジの毛並みのパスカル。5月に描いたものなので季節外れではありますが、どうぞこれからも食いしん坊のパスカルを可愛がってあげてください。♡(*^_^*)2016/09/11 -
信男「もうすぐ夏休み、今は短縮授業で早く帰れるから気持ちが少し楽なんだけど、急にお母さんの都合で転校が決まっちゃった。お父さんが病気で亡くなって3か月がたって、働くには世慣れていないお母さんだったから、職場の人と人間関係が合わなかった事が、いつも無理をして笑顔をつくるお母さんの顔から何となくわかった。疲れもかなりたまっていたと思う。僕もまだ太陽のように明るかったお父さんの顔がいなくなって日が浅いせいか頭の中に鮮明に焼き付いて離れなくて・・・。お父さんとの思い出の場所のこの東京を離れてお母さんの実家の近くの福井に引っ越すと聞いた時は僕もつらかったけど、不思議と今はワクワクとした感情があふれているんだ。僕の心の中の水槽の鉢がステンドガラスのようにカラフルに色づきはじめたように、何かが起こる予感。鉢の中の魚がピチャンと音を立てて跳ねるように・・・。2016/09/11
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新オリジナル小説「それでも太陽は赤く染まる!」の挿絵用に描いたものです。版画を用いて見ました。友達もいなくて引っ込み思案な少年、等(ひとし)が中2の新学期をきっかけに初めての恋や友情に芽生えて様々な葛藤と戦いながら成長してゆく青春ラブストーリーです。2016/09/10
ドラッグ(薬)やアルコールの効き目が頂点に達した時、不良少年、隆弘(高2)の意識はまるで様々な憤りの葛藤と戦っているようです。朦朧とした意識のなかでもその視線はするどくはっきりと1人の人間として自身を見つめているような、生き抜いて行くためにはいつも自分自身との闘いが繰り返されるように、この先ずっと闇の世界に沈み続けて行くのか自身の殻を破って成長して行くのかは彼自身、心の眼の中に秘められている。
隆弘に重なってぐるぐると荒れ狂うようにまわる龍神の怒りの視線は彼自身の心の叫び声であるようだ。